暑い日があったり寒い日があったりしながら、だんだんと夏に向かっていますね。
天気予報では平年に比べて気温が高い低いを出しています。
過去の平均気温を基準にしているのですね。
この平均気温ですが、実際には気温の高い日や低い日がありますが、その違いがならされたものになります。
ところで、合氣道を考えたときに、この平均と一つ一つの数字の関係は、技にも当てはまるのではないでしょうか。
例えば、自分より背の高い人と技をするとき、相手との距離は遠くなります。
逆に自分より背の低い人と技をするとき、相手との距離は近くなります。
このように、同じ技をするときでも、相手によって技は変わってきます。
そして、平均すると一つの技の形になるわけです。
ここで、大切なことは一つの技の形はあくまで平均であって、平均という名の技はないということです。
つまりは、平均というものは一つ一つを表すのものではなく、あくまで一つ一つの違いをならしたものであるということです。
そのため、ある形にこだわるのではなく、その大事な部分が生きるように相手との中で技をすることが大切になります。
その大事な部分は何かを考えていけるといいですね。