暑い日が続き、道場の温度も高くなってきました。
熱中症対策をしながらの稽古をしていきます。
水筒の用意を忘れないようにお願いします。
さて、先日、雨が激しく降ってきました。
空が暗くなり、雷の音が聞こえ、強い風が吹き……。
激しい雨は突然降ってくるわけではありません。
激しい雨の前兆があります。
合氣道でも同じことがあります。
相手を見ていると、動きの前兆が見られます。
でも、相手を見ていても動きの前兆がわからないかもしれません。
それは、動きの前兆を見取ることができていないからです。
見れども見れずといいます。
どこを見るといいかを知らないと、見えてはこないのです。
例えば、袴を履く理由に足の動きを見せないことがあります。
足の動きを見せると、動きが読まれてしまうからです。
つまり、足の動きを見ると、動きの前兆を見取ることができるということです。
このように、動きの前兆がどこに現れるかを知ることで、相手の動きを読むことができます。
稽古の中で、動きの前兆がどこに現れるのか考えてみてはどうでしょうか。