秋も深まり、朝晩が冷え込み、木々の葉が色付いてきました。
木々の色付きを見ていると、一様ではないことに気付きます。
1本の木でも色付きが一様でない場合があります。
隣合う木でも見比べると色付きが違うことに気付きます。
これには、日光が関係しているのですが、その話はおいておきます。
さて、1枚の葉を見ていると気付かないことも、1本の木全体を見ると気付きます。
さらに、1本の木を見ても気付かないことも、複数の木を見ると気付きます。
合氣道でも、相手の手だけを見ていると気付かないことも、身体全体を見ると気付くことがあると思い
ます。
1対多数を想定した場合、1人を見ていては気付かないことも、複数人を見ていると気付くことがあり
ます。
視野を広く持つことで、気付けることが違ってきます。 これは、普段の稽古でも、視野を広く持つことで、気付きが増えると思います。 また、何にするのかという視点も大事です。 先ほどの葉の色付きも、日当たりという視点を持つことで、気付きが深まります。
同じように、相手の手、足の動き、呼吸、軸、空間の使い方 etc.と視点によって気付きが違ってきます。 自分が見ている視野を広げ、どの視点で見るのかを意識することで、いつもと違う気付きが生まれるの ではないでしょうか。