6 月になり、気温の高い日が続き、熱中症の発生がニュースになっていました。


確かに 30°Cを超えるなど暑い日が続きました。


でも、9 月を考えると、同じように 30°Cを超えることが多いですが、熱中症の発生のニュ ースはあまり聞きません。


5 月の 30°Cと 9 月の 30°Cは違うのでしょうか。 そんなことはありません。同じ温度計で計測しているので、30°Cは 30°Cですね。 違うのは、みなさんの身体になります。


暑くなりはじめは、身体が暑さに慣れていません。 「暑熱順化」というそうですが、人の身体は環境に合わせて変化する力があります。 暑くなると、身体が暑さに耐えられるように変化するのです。
人の身体はすごいですね。


逆にいうと、身体が慣れるまでは暑さに弱いということです。 ですので、暑くなりはじめのこの時期は、無理は禁物です。

ですが、暑さに慣れていくことも必要です。 やや暑めの環境で、ややきつめの運動をすることがよいようです。

適切な休憩と水分補給をしながら稽古をして、暑さに身体を慣らし、夏の暑さに備えた身体 を作っていけるとよいですね。